ACC(Advance Care Coordinator)育成プロジェクト

「人生会議」そして「看取り」から
家族ケアまで「心」を支える専門家育成プロジェクト


ACC(Advance Care Coordinator)育成プロジェクト

  • 人生会議
    厚生労働省作成の「人生会議」ポスターが1日で発送中止となるなど、「ACP」というワードに世間の注目が集まっています。土浦市内では複数の医療機関と介護事業所が連携し、患者や入居者の看取りに際して本人や家族を支える「ACC」の要請を開始。「穏やかな死」と遺された家族の心のケアまでを支える取り組みを取材しました。
  • 国民のわずか3%
    ACP(アドバンス・ケア・プランニング)は、本人と家族が医療従事者や介護提供者らと共に、意思決定能力の低下前に終末期を含めた今後の方針について話し合うこと。厚労省の「平成29年度人生の最終段階における医療に関する意識調査結果」によると一般国民の認知度は3.3%で、終末期医療について家族と話したことのある人もわずか2.8%。「介護事業者が医療の専門知識を持たないのと同じく、病院で死亡した際医師や看護師は葬儀や死後の手続きまで答えられない」。
    昨年からケアマネージャー(介護支援専門員)の受験資格変更で受験者が約10分の1に激減。医療から死後のケアの一部を担うケアマネージャーの不足が予想され、新たな担い手の育成が急務となっている。
  • 多様な講座
    今春から始まったACC(アドバンス・ケア・コーディネーター)養成講座。2年間のプログラムの1年目は座学で、看取りの基礎から呼吸困難の鎮静、エンゼルケア(遺体の身だしなみ)、遺族の心のケアにまで及ぶ。サービス付き高齢者向け住宅で働き初めて1年半の男性は、患者の家族から医療分野について質問されることも多く、講座で学んだ「せん妄と認知症の違い」や「葬式の手続き」が早速役に立ったという。
  • キャリアアップの仕組み
    ACC養成講座を主宰するNPO法人が実施した地元の医療福祉系専門学校生へのアンケートによると、「これから勉強したい分野」に約4割が「医療知識」と答え、介護職への懸念に56%が「人が亡くなる」ことを挙げている。一方で、介護職の魅力について「人と接する」「感謝される」を合わせた割合は全体の88%にも上る。
  • 多様な講座
    今春から始まったACC(アドバンス・ケア・コーディネーター)養成講座。2年間のプログラムの1年目は座学で、看取りの基礎から呼吸困難の鎮静、エンゼルケア(遺体の身だしなみ)、遺族の心のケアにまで及ぶ。サービス付き高齢者向け住宅で働き初めて1年半の男性は、患者の家族から医療分野について質問されることも多く、講座で学んだ「せん妄と認知症の違い」や「葬式の手続き」が早速役に立ったという。

ACC(アドバンス・ケア・コーディネーター)養成講座 概要

平成31年4月、土浦市内の医療機関・福祉施設が共同で教育研修を行うプログラムとして始まりました。プログラムの内容は、医療・介護にとどまらず、「心理学」「死生学」「老年学」「看取り」「葬儀」「宗教」など幅広い学習機会を提供するものです。ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の考え方を基礎とて必要な知識を中心に組み立てられております。基本となるプログラム「プロフェッショナル」は通常2年。未経験者を対象とした「ファンダメンタル」は3年です。働きながら、座学実務研修、症例報告会などを行い、卒業後は、終末期にある患者様、そして、その家族を支える心理のプロとして活躍していただきます。  資格は、卒業後に外部の認証機関が発行する資格証明書を授与されます。

受講の条件
経験・年齢は問いません。ただし、原則、受講には所属施設等(登録事業所に限る)の推薦が必要です。また、ファンダメンタル受講の場合は、当初の1年間は、介護初任者研修の受講、現場実習が受講の条件です。
尚、現場となる実習は、登録事業所に限ります。

受講の費用
現在(令和2年4月1日)のところ、登録事業所に所属されていることが受講の条件です。登録事業所に所属されている場合は、本人に費用負担はありません。

受講のための手続き
まず、仮受講申込書を期日までに提出してください。提出後、2週間以内に面接並びに受講のための試験を行います。面接・試験の結果は、実施後1週間以内にお返事します。
受講の許可がおりた方は、速やかに、正式な受講申込を行ってください。教材、名札、その他資材等が配布されます。

働きながら学ぶ2つのプログラム

全てのプログラムは、働きながら学ぶことを基本としています。プログラムへの参加は、登録事業者へ所属していることが前提です。プログラムは2つ。一つはファンダメンタル、もう一つはプロフェッショナルです。

ファンダメンタル
(随時受講開始可能)

新卒・無資格・未経験の方のためのプログラムです。介護・看護系の資格をお持ちでない場合、導入当初は、介護初任者研修を受講していただきます。プログラムは全体で3年。1年目は介護技法と心理学を中心に学びます。4ヶ月目以降は、心理技法を中心とした座学を毎月受講します。毎月1回、キャリアコンサルテーションを受け、学んだ内容等を確認します。2年目からは、プロフェッショナルのプログラムに参加します。

以下は、1年目のプログラムです。2年目以降は、プロフェッショナルプログラムをご参照ください。

講義場所
指定会議室(通信可)

講義日時
毎月1回、2時間(18:00〜20:00)合計20時間
ただし、受講者の状況により変更される場合があります。

講義内容
  1. 導入 ACP・ACCの概要
  2. 傾聴の技術 話を聴く技術と実践
  3. 精神症状の理解 認知症・せん妄・発達障害を中心に
  4. 心理的介入法 行動分析を使った行動理解とケア
  5. 心理的介入法 認知療法と認知行動療法
  6. 心理的介入法 催眠と問題解決志向ブリーフセラピー
  7. その他の面接技法 家族療法・森田療法・内観療法
  8. セルフケアの技法 食事と運動療法
  9. セルフケアの技法 マインドフルネス瞑想他

プロフェッショナル
(5月、9月受講開始)

看護もしくは介護経験者・有資格者のためのプログラムです。プログラムは全体で2年。座学で看取り、心理学、社会学などを学び、2年目は仮資格を付与され、所属の施設等で現場対応を行います。現場で対応した症例について、4ヶ月に1度症例報告を行い、かつ、エンゼルケアは事例発生時において、発生施設に出張して対応いただきます。

講義場所
指定会議室(通信可)

講義日時
毎月1回、2時間(18:00〜20:00)合計20時間
ただし、受講者の状況により変更される場合があります。

講義内容
  1. 導入
  2. 社会学 社会の理解、高齢者と障害者の福祉
  3. 死の理解 看取りに必要な「加齢」と「倫理」の理解
  4. 精神症状 せん妄と認知症による周辺症状
  5. 疼痛管理 疼痛の管理について緩和の方法と薬物
  6. 終末症状 消化器症状の緩と呼吸困難への対処とエビデンス
  7. 介護ケア 介護の基本と終末期の介護
  8. 栄養管理 終末期の栄養管理の特徴と食事の工夫
  9. 心理療法 心理の視点とケアの工夫について
  10. 遺体の管理 死の経過と遺体の経時的変化とエンゼルケア
  11. エンゼルケアの実技 エンゼルケアの実技
  12. 死後の手続き 葬儀の手続きと死後の事務手続き
  13. グリーフケア 悲嘆の理解とグリーフケア
  14. プレゼンテーション1 プレゼンテーションの基礎的な学習を深める
  15. プレゼンテーション2 プレゼンテーションの課題の達成を評価

資格取得後

資格を携帯し、現場での業務を行います。ただし、現場によって業務内容が異なる場合があり、また、登録事業者間において必要な現場に出向していただく場合があります。

お問い合わせフォーム

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